盂蘭盆に想いを馳せて|赤レンガの麹室から vol.41
2024/08/31
みなさま、お元気でいらっしゃいますか?高善商店 麹屋女将の静枝です。
8月に入り次から次へと発生する台風に気象予報士の情報に敏感になってしまいました。
みなさまの地域の様子は如何でしょうか?
さて、奥州市江刺の夏8月は一大行事、盂蘭盆の月です。
8月の声を聴くと、何かソワソワしてきます。
江刺岩谷堂は古くから続く家が多く、それはそれは、お盆の行事を大切にします。
毎年、仕事をしながら、ひと通り、お盆の慣わしに取り組んで来たつもりです。


特に今年は、父の13回忌、祖母の33回忌にあたり、法事を行いました。
この二人があっての麴屋です。戦前、から戦後の混乱期に麹を造り続けた賜物です。
時は昭和初期。
祖母は御舅さんと6人の子育てをしながら、麹造りを続けたそうです。
今では、想像できない事ですね。(驚き)
(ちなみに祖父は岩手銀行の行員で、かの盛岡の赤レンガの本店で働いていたそう)
先人の苦労があって、今日があります。
特に戦後は食糧難で、特に甘い砂糖代わりに麹を使うため多くの人が麹を求めて来たそうです。
正に造り続けたこと・・・・・「継続は力なり」ですね。
こんな訳で、お二人の法要を心を込めて家族一同で行いました。
「ご苦労様でした。ありがとうございます。」
お盆の最終日8月16日は家の前に江刺獅踊りをお迎えしてお二人とご先祖様を供養していただきました。


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お陰様で今年も、沢山の「甘酒ギフト」の注文が全国からきました。
えさし藤原の郷の「ふじ姫のりんご甘酒」も売上人気NO.1を保持しています。
益々、張り切ってしまいます。(笑)
私達も、ちよっと、休暇───


三陸海岸の青い海
そして、大谷翔平選手の田んぼアートを見て、リフレッシュしてきました。
大らかな自然に囲まれて、癒されます。
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みなさま、どうぞ、ご自愛ください。
これからも、ご贔屓に。
宜しくお願いいたします。
女将 高橋静枝